国産マイクロ波レベル計

溶銑・溶滓、
高温で粉塵の舞う環境が
得意です

自動車の先進運転支援システムをご存知でしょうか？霧が発生したり雨が降っているときにも安定して対象物との距離を計測できるようにミリ波レーダーが搭載されています。

そして産業版ミリ波レーダーがこのレーダー式マイクロ波レベル計です。高温で粉塵の舞う高炉や転炉設備での溶銑・溶滓のレベル計測を実現します。その特長は次の通りです。

例えば、溶銑を計測する場合、輻射熱を避けるためセンサを遠くに離して計測する場合がありますが、障害物で計測できるエリアは狭くなります。こんなとき、ミリ波レベル計は放射角４degと非常に細いため狭い空間での計測を可能にします。

しかも測定可能な距離はmax.120mです。

＜設備用途例＞

• 溶銑鍋、トピードカーなど

粉塵または水蒸気などで人の目には視界不良な状況でも、ミリ波レベル計にとっては視界良好です。なぜならミリ波（電波）には1mm以下のサイズの浮遊物質を透過する特性があるからです。

＜測定物用途例＞

• 溶銑、鉄鉱石、石炭、コークス、石灰、焼結鉱、副原料、排水ピットなど

お客様の現場に合わせてカスタマイズいたします。

例えば、冷却ボックス付レベル計やアンテナを変形したレベル計、付着しにくいアンテナなど様々なカスタマイズを承ってきました。

アンテナの中をスパイラル状にパージ出来る機構を搭載。エアーまたはN2を供給すればアンテナ内部をエアカーテンが覆い粉塵の付着をブロック。メンテナンスフリーを実現します。

• マイクロ波は性質上、風の影響を受けません。
• 条件：必ずドライエアーをご利用下さい。

操業中、高温場所に設置したレベル計を調整するために簡単には近づけません。こんなときHART通信を利用すれば電気室などにいながら遠隔で調整できます。
調整はノートPC用アプリ（無料）をインストールして対応できます。​​​

※アプリはCD-ROMでご提供いたします。

※パソコンをマイクロ波レベル計に接続するには専用ケーブルが必要です。

お客様がご購入になられたミリ波レベル計を当社サービスマンが遠隔地（当社工場）に居ながら調整するサービスです。

現地に人を派遣するよりも交通費・宿泊費が抑えられてコスト削減に貢献します。