集塵ホッパーの貯蔵レベルは現場確認が必要で、構内に散在する集塵サイロを定期的に巡回。しかし、回収が必要無いときもありムダが多い。
構内に散在する集塵ホッパーを一元管理するには、レベル計を設置する数が多い上に、長距離配線でコスト高。採算が合わない。
まずは、集塵ホッパー内の発塵環境に適したレベル計の選定が重要です。
自動車の先進運転支援システムをご存知でしょうか?
霧が発生したり雨が降っているときにも安定して対象物との距離を計測できるようにミリ波レーダーが搭載されています。
この産業版ミリ波レーダーが今回紹介する「レーダー式ミリ波レベル計」です。
集塵ホッパー内は大量の粉塵が舞い測定面が見えないほどの視界不良ですが、レーダー式ミリ波レベル計は粉塵を透過し測定面を捉え安定した計測を実現します。
各集塵ホッパーの貯蔵レベルデータを収集し管理システムで一極集中監視。最適な回収ルート計画をたて、効率的な回収作業を実現します!
メリット
続いて、課題になるのが配線コストです。無線にすることで配線コストを削減できます。
構内配線のイメージ
構内無線化のイメージ
例えば、100mの配線に200万円かかった場合、LPWA規格の一つLoRa無線を使えば配線コストは1/4以下です。配線距離がもっと長ければ、その効果は更に大きくなります。
また、障害物が多くて通信が厳しい環境では、もう一つのLPWA規格のLTEのご利用で障害物の影響を受けにくくできます。(こちらは別途通信費用が必要です。)
<付着警報通知>
センサ面の付着がひどくなると電流出力信号(4-20mA)にビートを刻んでオペレーターにお知らせします。
メリット
点検日を指定しても同じようにお知らせします。
<パージ機構>
更に、発信面には360°全方向からパージできるスリットを搭載。エアーまたはN2を供給すれば発信面全部をエアカーテンが覆い粉塵の付着をブロック。メンテナンスフリーを実現します。
また、常時パージしなくても付着警報が通知されたときに間欠パージで付着物を落とせば、センサを取外す手間が省け、パージ供給コストの削減にも繋がります。
構内は障害物が多いため無線が届くか心配です。
現場周辺のレイアウトの確認が必要です。ご要望によってはデモ機を使って現場の通信状況確認も実施いたします。
LoRa無線、LTEどちらを選択したら良いですか?
現場と管理塔の間で障害物が少ない場合はLoRa無線の方が通信費用がかからずおすすめです。見通し5kmまで対応します。また、障害物が多く通信不良が懸念される場合は、通信費はかかりますがLTE方式のほうがお勧めです。
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