マツシマメジャテックでは新たなセンサ開発の依頼を受け付けています。
Iot、DXの導入で現場の計測データを収集・分析し自動化や予知保全などに利用されるケースが増えています。
最も重要になるのが現場情報をデータとして拾い上げるセンサの存在です。現場環境にあったセンサを利用することが欠かせませんが、既存のセンサでは対応できないことからセンサ開発の依頼をいただくことがあります。
そのキーテクノロジーの一つが「静電容量技術」です。
まずはこの技術でどんな事ができて、お客様のどんな課題を解決できるのかご紹介します。
マツシマメジャテックは1946年の創業以来、素材産業(鉄、非鉄、セメント、化学など)、エネルギー産業(電力)の分野において、厳しい環境下で計測できるセンサを開発・製造・販売してきました。センサのカスタマイズや新たなセンサ開発にも取り組んでおり、「現場のリアルな情報を見える化するセンサーメーカ」です。
最近ではドローンを活用して農地に肥料を散布するケースが増えてきました。その肥料タンクの残量を計測できれば効率化することができます。また、消火剤散布用のドローンにも応用できます。
トナーの残量をいかに正しく、また無くなるギリギリまで計測できるかによってランニングコストに差が出てきます。
資源の有効活用を目指す今の時代だからこその応用技術です。
数多くのタンクを抱えるユーザーにとっては、手軽にリーズナブルに取付けられるセンサがあれば在庫管理が楽になります。
また、薬品などの危険を伴う可能性のある貯蔵物の場合、なるべく接触を避けたいものです。容器を加工せずに簡単に取り付けられるセンサがあれば安全です。
カーボンニュートラル対策で次世代エネルギーとして期待されている「アンモニア燃料」、「水素燃料」は今後普及が進んでいくと考えられています。その貯蔵量管理には低温・高圧という厳しい条件がありますが、この厳しい環境の中で計測できるセンサがあれば管理が楽になります。
静電容量とは、絶縁された2つの導体間にどのくらいの電荷を蓄えることができるのかを表す量のことです。
マツシマメジャテックではこの技術をサイロやタンクの貯蔵レベル検出するアドミタンス式レベルスイッチに応用。付着の影響を受けにくいスイッチとしてご利用いただいております。
静電容量技術を応用したユニークな電極構造をご紹介します。
「こんな用途で困っている」、「こんな容器の計測をしたいが最適なものがないので開発できないか?」など、新たな商品開発のご要望がございましたらまずはお声おかけ下さい。
このフィルム電極は1つのフィルムで1つの電極を形成しています。
2枚のフィルムを使って測定対象物容器を挟んで静電容量を測定することで、その容器の容量やレベル計測を可能にします。
このフィルム電極は+とーの2つの電極が一つのフィルムに収まった電極です。
1枚で平面や曲面・コーナーなどに貼り付けてその容器の容量やレベル計測が可能です。
パイプ電極は、パイプの中に電極を設けた電極です。
一般的な静電容量式レベル計のようにタンク壁をアースに接地する必要がありません。
高圧や低温用途でも利用できます。
タンク癖をアースにする必要がないため配置の自由度が高いです。
なお、静電容量技術だけでなく
・電波を利用したレベル計測技術
・振動センサを利用したレベル計測技術
も有しており、内容によってはこれらの技術でのご提案も可能です。
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