電気炉の高温環境の中、手作業で行なっている作業の一つである湯面温度計測を自動化するため、ミリ波レベル計を導入した事例のご紹介です。
1500℃近い電気炉の湯面温度の計測を炉の淵より手作業で行なっているため危険。ロボットを活用したいが、温度計を差し込む深さの指示が必要。
ミリ波レベル計で湯面レベルを正確に把握することで、ロボットが温度計を差し込む深さを把握でき、湯面温度計測を自動化できました。
レーダー式ミリ波レベル計は非接触で測定できる国産の電波式レベル計です。電波は高温環境下でも計測への影響を受けにくい特性を持っているため、高温下でも安定した計測が可能です。
また、今回の事例では電気炉の直径が約700mmと小さかったため、放射角度が4°のミリ波レベル計が採用されました。
非接触計測で消耗品もないので、メンテナンスが簡単です。
レンズ面の中心へ360°全方向からパージを行うことで付着を防止します。
周囲温度が80℃を超える高温環境下での計測でも対応できるよう、冷却システムを設計・製作しています。
ミリ波レベル計を冷却ボックス内に設置し、エアクーラーで電子ユニットを冷却することにより、高温環境下でも機器の耐久性が向上し、故障のリスクを低減できます。
レーダー式ミリ波レベル計は、79GHz帯を利用したFM-CW方式の電波式レベル計です。特定省電力機のため電波法を気にせずご利用いただけます。また、指向性が高く、粉塵や蒸気の影響を受けにくい特性があります。
ポリ缶(ポリタンク)の蓋も開けずにミリ波レベル計ではタンク内の残量(液面)を計測することができます。そしてポリ缶(ポリタンク)のポンプを制御すれば空運転を防止できます。
電気炉の耐火物は使用頻度とともに摩耗します。そのままでは溶けた原料が飛び出る可能性があり危険です。そこでミリ波レベル計による耐火物摩耗チェックの提案です。炉内の貯蔵レベルを監視することでその摩耗度合いを監視することができます。
IBCコンテナの蓋も開けずにミリ波レベル計で残量を計測することができます。ミリ波レベル計は非接触で貯蔵レベルを計測することができます。そしてこの信号を利用してIBCコンテナのポンプを制御すれば空運転を防止することができます。