レベル計の寿命は何年?
急な故障を防ぐ環境対策と予防保全について

計装機器の急な故障で復旧に手間取ったことはありませんか

計装機器はプラントの制御や監視に欠かせません。しかし、実際の現場は厳しい環境を避けられないことも多く寿命に
影響し急な故障に繋がっています。
当社のレベル計も例外ではありません。そのため予防保全(定期点検)で事前にレベル計の健全性を確認し準備するこ
とを推奨します。レベル計の寿命は電子部品の寿命によって左右されおおよそ8年~10年です。
しかし、実際の寿命は15年以上のところもあれば5年未満のところもあります。
それには次のような設置環境が影響しているようです。
 

強い日差し

日差しでケース内温度が高くなり電子部品がダメージを受け寿命を縮めます。

塩害・腐食ガス

潮風やガスで腐食して寿命を縮めます。

激しい振動・連続した振動

集塵機やノッカーなどの近くでは非常に大きな振動が伝わることがあり部品が破損することがあります。

強力なノイズ

EMCに対応し厳しい基準をクリアしていますが、長年の影響で寿命が縮む可能性があります。

設置環境に応じた対策と定期的な点検がカギ!

1.日除けカバーで機器を保護

日差しのダメージや塩害の回避に有効です。 粉塵の固着も軽減され保守時の作業性もアップ。 マツシマのマイクロ波レベル計では鉄製(SS) と樹脂製(PVC)のカバーをご用意しています。

 

2.振動がある環境では防振ゴムで軽減

防振ゴムをフランジ間に挟むことで設備からの 振動を軽減しレベル計へのダメージを和らげます。

3.ノイズ対策で影響を軽減

当社の最新のマイクロ波レベル計(Ver.2.*)はこれまで以上にEMCが強化され ノイズに対して強くなっています。しかし、長年その環境にさらされると寿命への 影響も考えられるためノイズ原因に合わせた対策も同時にお勧めしています。

  • 例1:ケーブルからのノイズ:電源元であるディストリビュータなどの移設を行う。
  • 例2:ケーブルからのノイズ:ノイズ周波数に合ったノイズフィルターを取付ける。
  • 例3:ケーシングからのノイズ:フランジ部を絶縁パッキンなどを使って絶縁する。

4.レベル計のバックアップ体制の推奨

どんなに準備していても不測の事態は発生するものです。そのような緊急事態に備え るために違う方式のレベル計で二重化したり、レベルスイッチと併用することを推奨 いたします。

5.設置環境に合わせた定期点検のご提案

点検の一例をあげると、発受信したマイクロ波の強度低下を確認したり、出力信号の 誤差を確認して機器の経年劣化を診断します。劣化の度合いや原因によって対策の提 案、設置位置の変更、修理、更新、他方式への切り替えなど提案します。

 

 

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