石炭火力発電プラントの灰処理設備でのレベル計測事例です。
既設ではフライアッシュサイロ、ボトムアッシュサイロ、活性炭タンク、珪砂タンクをテープ式サウンジングでレベル監視していましたが、そこには課題がありました。
よって、非接触式のレベル計に変更してウエイト脱落のリスクを無くし、合わせてメンテナンス性も向上させる方針となりました。
しかし、非接触式レベル計の超音波式レベル計では、サイロ内に舞う浮遊粉塵の影響で誤指示する可能性があります。
そのため次の3つの条件を満たす必要がありました。
レーダー式マイクロ波レベル計とは、電波式レベル計とも呼ばれ、工場の原料や製品などが入ったタンクやサイロの貯蔵レベルを連続的に計測するレベル計です。マイクロ波(電波)の特性上、粉塵・蒸気・高温などの環境でもタンクやサイロ内の貯蔵物(液体、粉体、粒体、塊体など)の貯蔵レベルを非接触で測定することができます。