ドラム形リミットスイッチとは多接点出力タイプのリミットスイッチです。
クレーン・アンローダー・スタッカー・リクレーマー・移動式トリッパ・旋回シュートなど、産業界の多くの製造ラインなどで使用される機械装置の位置決め制御用として広く利用されています。
入力方法、接点数、検出精度、発信器の有無など現場のご要望に応じてカスタマイズも承っております。
1台で多くの接点信号を出力出来るため、省スペース・省配線を実現します。
例えば、左図のような移動式のトリッパーに一般的なリミットスイッチを利用した場合、各ホッパーの上にリミットスイッチを配置しなければならず、それぞれに配線しなければなりません。また、微調整の際、リミットスイッチの位置が悪ければ最悪取り付け位置を変更しなければなりません。
これをドラム形リミットスイッチに集約することで省スペース化と省配線、調整の自由度アップを実現できます。
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カム径がΦ110mmと大きく(標準タイプ)、調整がしやすいです。
※詳細に関しては取扱説明書をご覧ください。
主に入力シャフト、減速機、カム、マイクロスイッチで構成されます。
シャフトが設備からの回転数を取り込むと、複数のカムの凹凸がそれぞれのマイクロスイッチをON/OFFさせ位置情報として接点信号を出力します。
一般的なモータや減速機などの動作による通常の振動については問題ありませんが、大きな振動は故障の原因になります。振動ふるいや振動フィーダなどの、大きな振動発生源の近くには設置しないでください。
原則として機器は水平に取り付けてください。入力軸にスプロケットやカップリングを付ける場合、無理に打ち込み強い衝撃を加えるとベアリングやギア部分が故障する原因となります。
入力軸をギヤやチェーンで連結する場合、強い荷重が入力軸にかからないようにしてください。
納入図のカム構成図を確認しながら配線してください。
結線後は、防水コネクタを確実に締め付けてください。
基本的に工場出荷時に調整済みなので、据付時に再調整の必要はありません。但し、微調整などを行う場合は取扱説明書に従って調整を行ってください。
※詳細に関しては取扱説明書を御覧ください。
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