非常引綱スイッチは、ベルトコンベヤや運搬機械周りで事故が発生した際に緊急停止させるためのスイッチです。主に生産現場の原料(鉱石、石炭、石灰、砂利…)などを運搬するベルトコンベヤでご利用いただけます。1975年から現場で長年愛用されています。
※非常停止スイッチは労働安全衛生規則によってベルトコンベヤに設置することが義務付けられています。
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非常引綱スイッチの主な特長は次のとおりです。
非常引綱スイッチのレバーの両端にそれぞれワイヤロープを25mずつ繋げます。
ロープ支えを一定間隔で取付けてください。詳細は取扱説明書をご覧頂くか弊社へお問い合わせください。
ご利用用途により「自動復帰」、「手動復帰」、「動作表示板付き」が選べます。
更にご利用環境に合わせて「屋外防塵防雨形」、「工場耐圧防爆形」、「粉塵防爆形」の中からお選びいただけます。
標準仕様ではご利用が困難な場合、環境に合わせたカスタマイズも承ります。
例:耐寒仕様、耐塩仕様など
※詳細はカタログや取扱説明書をご覧ください。
非常引綱スイッチの上下のレバーにそれぞれワイヤロープをつなぎ、ベルトコンベヤに沿ってワイヤロープを取り付けます。
ベルトコンベヤ上のどこからでもワイヤロープを引っ張ると、レバーが回転しそれに連動してカムが働きマイクロスイッチが動作します。マイクロスイッチは2接点あり、一つは警報用、もう一つは設備停止用にご利用いただけます。
コンベヤからの落鉱や大きな振動や衝撃がある位置を避けて取り付け場所を決めてください。
防爆エリアの場合、防爆仕様を選定ください。
非常引綱スイッチ用の据付架台を設けてください。落鉱が当たる場合、カバーの設置がおすすめです。操作用のワイヤロープの長さは片側25mまで。ワイヤロープは垂れ下がらないように1m間隔で支持金具を設けてください。
接点信号はドライ接点です。モーターやシーケンサーに直接入力することは避けマグネットコンダクタやリレーを介してください。
工場出荷時に調整済みなので、調整の必要はありません。
※詳細に関しては取扱説明書をご覧ください。
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「自動復帰」、「手動復帰」、「手動復帰・動作表示板付」の3つの動作タイプがあり、それぞれに「屋外形」、「耐圧防爆形」、「粉塵防爆形」3つの保護構造が存在します。
屋外形 | ELAW-21 |
耐圧防爆形 | ELAM-21W |
粉塵防爆形 | ELADP-22W |
ワイヤロープを引っ張っている間だけ、スイッチが動作します。引っ張るのをやめると接点は復帰します。
屋外形 | ELAW-31 |
耐圧防爆形 | ELAM-31W |
粉塵防爆形 | ELADP-32W |
ワイヤロープを引っ張るとスイッチがロックし、引っ張るのをやめても接点は動作したままとなります。復帰レバーを押すと接点が復帰します。
屋外形 | ELAW-61P |
耐圧防爆形 | ELAM-61PW |
粉塵防爆形 | ELADP-62PW |
ワイヤロープを引っ張るとスイッチがロックし、引っ張るのをやめても接点は動作したままとなります。更に接点動作とともに動作表示板が垂直に立って遠くからでもスイッチが動作していることがわかります。復帰レバーを押すと接点が復帰します。
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