スピードスイッチは、コンベヤや機械装置のシャフトスピードを常時監視して、スリップの検出または過速度を検出してお知らせします。
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スピードスイッチは大きく2種類に分かれます。一つはワンプッシュ設定タイプ、もう一つは超低速回転タイプです。それぞれの特徴は次のとおりです。
<ワンプッシュ設定タイプ>
近接スイッチを利用しているので非接触でスピードを計測でき、消耗品がありません。
(写真:ESPB-050)
<ワンプッシュ設定タイプ>
ワンプッシュタイプはボタンを押すだけで回転数を自動で記憶。記憶された回転数から5%以上スピードが落ちると検出しお知らせします。必要に応じて調整ボタンにより設定値を自由に変えることもできます。
<ワンプッシュ設定タイプ>
設置環境に合わせ4つのタイプからお選びいただけます。
一体型・分離型・盤内取り付け型・駆動ローラ型
※分離型の近接スイッチは最大1kmまで延長可能です。
<超低速回転タイプ>
回転スピード0.1~99.9rpmのシャフトスピードに対応する超低速回転タイプもご用意しております。
(写真:ESKB-610M)
※詳細に関しては取扱説明書をご覧ください。
近接スイッチを利用し非接触で計測します。
機械装置のシャフトに磁性体の検出片を取り付け、検出片の前に近接スイッチを設置します。 シャフトが回転すると検出片は近接スイッチの前をシャフトの回転速度に合わせ何度も通過することになります。 この時近接スイッチでは金属片が前を通過するたびにパルス信号が発生します。このパルス信号の周期はシャフトの回転速度に応じて変化するのでこれにより回転速度を計測することができます。
写真:ESKB-610M
内蔵エンコーダで低速回転を高精度に検出
シャフトからの回転は内蔵のエンコーダに伝えられます。エンコーダは200P/revの高精度で回転数をパルス発信します。パルス信号は変換部で回転数に換算されます。
0.1rpmの超低回転数でも6秒で検出するのでその後の対応が手遅れになりません。
もちろんオーバースピード検出にも対応いたします。
近接スイッチの場合、シャフトに検出片を取り付けられる箇所を見つけます。取付位置が狭い場合は分離型を選定してください。駆動ローラ方式を選定の場合は検出片は使用しません。詳しくは取扱説明書をご覧ください。
スピードスイッチ設置の前に、検出片(幅40mm以上)をシャフトに溶接するなどして固定してください。複数の検出片を付ける場合は円周上に等分に配置ください。また、検出片と近接スイッチの距離は18mm以内としてください。
電源と接点出力を配線してください。
ボタンをワンプッシュするだけで回転数を自動で記憶します。記憶された回転数から5%以上スピードが落ちると検出しお知らせします。
必要に応じて調整ボタンにより設定値を変えてください。
※詳細に関しては取扱説明書を御覧ください。
大きな衝撃や振動の少ない場所に設置ください。
コンベヤ側のシャフトとスピードスイッチのシャフトをカップリングなどで接続します。
電源と接点出力を配線してください。
MODボタンで測定モードに切り替え、INCボタンで回転数を入力します。
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近接スイッチ部分の清掃だけでOKです。
近接スイッチ部分に磁性体の粉塵などが付着すると動作不良の原因になるので定期的に清掃してください。また、清掃の際は設備が停止し検出片が回転していないことを確認して実施ください。
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