粉塵爆発リスク監視|ショットブラスト現場
エアダストモニタ 導入事例

粉塵爆発とは?

粉塵爆発とは、空間が可燃性のある粉塵である一定以上の濃度に満たされた場合、そこに火種があると引火し爆発する現象のことです。その威力はすさまじく、一瞬で建物が倒壊し多くの負傷者を出してしまいます。
様々なものを生産する工場では原料に粉が使われることが多く粉塵が舞いやすい環境です。また周りには様々な電気機器や蛍光灯などが設置され、それが火種になる可能性があります。

例えば、小麦粉工場では小麦粉を空気輸送でタンクに送ります。そのためタンクの上の方は高濃度の小麦粉の粉が充満した状態です。ここに点灯していた蛍光灯が何かの拍子で割れると、蛍光灯が火種となって粉塵爆発を起こします。
「小麦粉で爆発するの?」と思われる方もいるかもしれませんが、わずかな小麦粉に引火しただけでも周りは高濃度状態で粉塵が舞っているので引火は一瞬で連鎖します。つまりこの引火の一瞬の連鎖が爆発なのです。
他にも石炭火力発電所の建屋内も微粉炭が舞う恐れがあり爆発の危険性があるためその対策が取られています。

導入の背景

某鋳物工場の鋳物をショットブラストする工程では、マグネシウムの粉が充満し粉塵爆発する危険性があるため対策として集塵しています。しかし、集塵機が壊れた場合、ブース内はマグネシウムの粉が充満し、再び粉塵爆発の危険性が出て来ることになります。
その課題解決のためにブース内の粉塵濃度を計測する必要がありました。

集塵機が故障したら粉塵爆発の危険性がある!

導入の決め手
どこにでも持ち運べること!

1.粉塵濃度を常時監視できること。
2.設置場所を自由に選べること。
3.遠隔から監視できること。
4.外部出力端子を備えていること。

導入後の効果
状況がリアルタイムで分かる

  • 0.1~1000mg/㎥の範囲で計測。アナログ信号を備えているのでオペレーティング室に居ながら状況を把握できます。
  • 「いつの間にか漏れていた」ということが無くなります。
  • 集塵機の健康状態が判断できるようになります。

今後期待すること
集塵機のフィルターの劣化などによる漏れも監視しましょう

今回は集塵前の状況確認に粉塵計を使用した事例でした。しかし、集塵した後の監視も重要です。フィルターの劣化やメンテンミスにより突然外に漏れていたということも想定されます。集塵機からの漏れの監視にはダストモニタをご利用ください。集塵機の健康管理して、クリーンで安全な工場構築にご利用ください。

エアダストモニタ

エアダストモニタは工場の屋内外で稼働する機械設備や工事現場などからの発塵監視に特化した粉塵計です。
粉塵の漏れ始めを予兆し、屋内外への発塵防止や集塵施策の効果の確認にご利用いただけます。

様々な場面を想定して3つのラインナップをご用意しました。

関連記事

CONTACT

粉塵・微粒子測定でお困りの際は
マツシマメジャテックにご相談ください。

お電話でのお問い合わせはこちら
平日9:00~17:00
ご不明な点はお気軽に
お問い合わせください
各サービス資料の
ダウンロードはこちら