蒸気やダストの付着によりたびたび誤動作する!
この課題を解決するために、マイクロ波レベル計が選ばれました。そのポイントは次のとおりです。
レーダー式
マイクロ波レベル計
形式:MWLM-PR26H7S
使用しているマイクロ波(電波)の周波数(約26GHz)の性質上、粒径3mm以下の物体を透過する性質があります。
そのため蒸気・粉塵が浮遊していてもマイクロ波はそれを透過し貯蔵された原料を捉え計測することができるのです。
移動式トリッパーにレベル計を取り付けるため、バンカーからバンカーに移る際のレベル変動は急激です。
そのような環境でも追従できるものが必要でした。マツシマメジャテックのマイクロ波レベル計は20mのレベル変動があっても3秒で追従できることが評価され採用いただいております。
マイクロ波レベル計は、工場の原料や製品などが入ったタンクやサイロの貯蔵レベルを連続的に計測するレベル計です。特性上、粉塵・蒸気・高温などの環境でも貯蔵物(液体、粉体、粒体、塊体など)の貯蔵レベルを非接触で測定することができます。
石炭火力発電プラントの灰処理設備(フライアッシュサイロ、ボトムアッシュサイロ、活性炭タンク、珪砂タンク)ではテープ式サウンジングでレベル監視していました。そこにはいくつかの課題があり、これを解決した方法をご紹介します。
工場内に散在する集塵ホッパのダスト回収業務を効率するために、レベル計とLoRa無線を活用した事例です。全ホッパの貯蔵レベル情報を一括管理し、トラックの回収ルートの最適化が計画できるようにします。
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