コンベヤ保護機器
速度開閉器

電源無しでコンベヤや機械装置のスリップと過速度を検出します

速度開閉器は、電源を不要とする磁力式スリップ検出器です。ベルトコンベヤやクレーン・工事用エレベータなどの回転体のスリップや過速度を検出することができます。

 

導入のメリット

  1. ベルトコンベヤのスリップを検出して、コンベヤ火災やシュートつまりを未然に防ぐことができます。
     

  2. ベルトの断裂を早期発見し、シュート詰まりや荷こぼれを最小限に留めることができます。
     

  3. クレーン・工事エレベータなどの回転体の過速度を検出することで、事故を未然に防ぐことができます。
     

  4. 事前に調整して出荷しているので、現場調整が不要です。

 

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速度開閉器の特長

 

電源不要です。

磁力式なので電源を使用しません。

 

電気的ノイズに強い

機械的な検出のため信頼性が高く、電気的ノイズのある環境下でもご利用いただけます。

 

長期連続運転に対応

保守が簡単です。
無給油・無点検で長期間の連続運転が可能です。

 

豊富なラインナップ

現場環境に合わせて幅広いラインナップをご用意しております。詳しくは製品ラインナップをご覧ください。

 

※詳細はカタログや取扱説明書をご覧ください。

動作原理

速度開閉器の主な構造は、永久磁石のついたシャフトとその周りにローターがついた構造です。機械装置のシャフトから速度開閉器のシャフトへ回転が伝わると、永久磁石も一緒に回転。そしてこの永久磁石の回転速度に比例してローターにも回転力が生じます。このとき、ローターから伸びる接点操作レバーがマイクロスイッチを押すように設計されています。また、復帰レバーと設定バネにより接点操作レバーが制御され、スリップにより回転速度が落ちると、ローターの回転力よりも復帰レバーの力が勝ります。そして接点操作レバーがマイクロスイッチを抑える力がなくなり、スリップを検出することができます。

過速度検出はこの逆で、通常の定格状態ではマイクロスイッチを押さえない状態で、過速度によりマイクロスイッチを押さえるようにバネが調整されています。

使い方

1.取付位置を決める

回転を取り込む方法で取り付け位置が変わります。方法は2種類で、カップリングなどを介して回転体から直接取り込む方法、または、ベルトにタッチプーリを押し付けて取り込む方法です。

 

2. 取付

シャフト入力タイプはカップリングで機械装置の回転体と繋いでください。

駆動ローラタイプは、タッチプーリがベルトに対し垂直になるように押し付けてください。

 

3. 配線

接点出力に配線してください。電源は不要です。

 

4. 調整

ベルトコンベヤの速度に合わせ事前に調整して出荷いたしますので、現地での調整は必要ありません。

 

※詳細に関しては取扱説明書をご覧ください。

 

 

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製品ラインナップ

共通標準仕様

外形図

駆動ローラ形 ESRWシリーズ

フランジ形 ESRK-100 軸端キー付(質量4.4kg)

据置形 ESRB-100 軸端キー付き(質量7.0kg)

低速度形 ESRL-100 軸端キー付(質量9.5kg)

粉塵防爆形SDP13 駆動ローラ形 ESRDPシリーズ

粉塵防爆形SDP13 据置形 ESRDP-200B 軸端キー付(7.5kg)

工場耐圧防爆形d2G4 据置形 ESRM-100B 軸端キー付(37kg)

注1)内部構造上、図A-A'、B-B'が水平になるように取り付けてください。

注2)製品改良のため仕様および外見寸法を変更することがあります。

注3)フランジ形は、取付スペース全面を密閉構造にすることによってIP55として使用できます。

お問い合わせ

お電話はこちら。小さなことでもお気軽にご相談ください。
平日9:00~17:00
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