こちらはワイヤロープ式縦裂き検出器の場合の例です。
設備の振動が大きいとスイッチ機構が振動の影響を受けて誤動作してしまうことがあります。
ワイヤロープ式縦裂き検出器は、広いデッドスペースがあります。そのため異物がワイヤロープに引っかかってスイッチを動作させるにはある程度のスペースが必要で必然的に広いデッドスペースができ検出できないこともあるのです。
取付や取替時にチェーンブロックでベルトを上げるなど、作業が非常に大掛かりになりがちです。もっと簡単にセッティングできたらと思うことはないでしょうか。
+とーの導電ワイヤで構成されるケーブルスイッチを採用。ベルトを貫通した異物によりケーブルスイッチが潰されると、+とーの導電ワイヤが接触し縦裂きを検出します。(図1)
僅かなスペースで縦裂きを検出できるのでデッドスペースが小さくなります。
センサ部と振動の影響を受けやすい変換器部を分離したことで振動による誤動作問題を解決します。変換器は電気室など振動のない場所に設置してください。
ケーブルスイッチのセンサは埃や付着、オゾン、紫外線、湿気、塩水などの外部からの影響を受けにくいようセーフティーカバーで保護されいます。(図2)
センサの内部の二本の導電ワイヤはシリコーン導電ゴムで覆われどの角度からでもセンサが働くように設計されています。(図3)
現場の取付を考慮し、トラフ角を自由に調整できる機構を採用。ベルトを持ち上げる必要がないためチェーンブロックは不要で簡単に取付・取外しできます。
段取りを入れると作業時間1/2以下を実現します。
2点のネジを外せば現場でトラフ角の調整が簡単にできます。
ベルト縦裂き検出器とは、ベルトコンベヤの乗り継ぎシュートの下で発生するベルトの縦裂きを検出するセンサです。ベルトの負傷を最小限に抑え保全費軽減に貢献します。
パイプコンベヤにも対応します。