測定物の状態(塊体、粒体、粉体、スラリー、液体)、物性(腐食性、付着性、比誘電率、導電率など)、環境条件(温度、圧力、湿度など)で計測可能な機種は異なります。
機種選定に役立つ情報をまとめたものがありますのでこちらも参考にしてください。
>>レベル計とは?種類・使い方・機種の選び方をわかりやすく解説
マイクロ波レベル計(電波式水位計)をご提案します。
測定面が見えないくらい蒸気が発生している状況でも蒸気を透過して計測します。
但し、マイクロ波レベル計のアンテナ内部の付け根が大量の水滴で結露すると、マイクロ波の発受信に影響を与えます。
大量に結露する場合いはアンテナ内部をドライエアー又はN2でパージして結露を吹き飛ばしてください。
測定物が粉体やスラリーの場合、蒸気に粉塵が混じりアンテナ内部に付着し固着する場合がります。その場合はオプションのPTFEコーティングアンテナをご利用ください。結露を利用してアンテナ表面を洗い流す効果があります。
但し、この場合、常に結露していることが条件となります。利用中に乾燥する場面があると効果を発揮できませんので利用には注意が必要です。
>>温泉タンクへの導入事例|蒸気で視界が悪くてもレベル計測できる
>>鶏糞サイロへの導入事例|付着を防止して清掃作業を軽減
マイクロ波レベル計(電波式水位計)のHART通信は他のメーカーで使用しているHART通信モジュールで通信できますか?
パージ圧100kpa、パージ量14㎥/hとしてください。