展示会レポート
<POWTEX®2025国際粉体工業展 大阪>

2025年10月15日~17日に開催された『POWTEX®2025国際粉体工業展 大阪』におけるマツシマメジャテックの展示ブースをご紹介します。今回のブーステーマは、『 安全、省人化、省エネ、品質向上、環境』のキーワードに対し、弊社の商品が、どのように現場の課題解決につながるかをテーマに展示をおこないました。

また今回は、近日発売予定の『高濃度粉塵モニタ』と、開発途中の『アドミタンス式レベル計』を初展示し、来場されたお客様から多くの反響をいただきました。
特に高濃度粉塵モニタは、粉塵管理や環境対策への適用について多数のご相談を頂戴し、現場の課題に直結する技術として高い評価を得ました。アドミタンス式レベル計は、低誘電率の測定物でも安定したレベル検出が可能となる点をご紹介し、今後の商品化に向けた期待の声が寄せられました。

弊社ブースでは、これらの新技術に加え、既存製品の活用事例や省人化・安全対策に貢献するソリューションも展示し、幅広い産業分野のお客様に弊社の技術力を体感いただく機会となりました。

■ブース風景

写真1:展示ブース(全体)
写真2:展示ブース(全体)

動画:展示ブース紹介


■ 新商品

・高濃度粉塵モニタ

高濃度粉塵は、粉塵爆発・健康被害・設備停止のリスクがあります。

しかし、従来の粉塵計では低濃度の粉塵しか測定できず(※自社調べ)高濃度の粉塵環境では、粉塵濃度が測定できないため、
数値による環境管理が出来ない問題があります。

近日発売予定の『高濃度粉塵モニタ』は、高濃度の粉塵エリアを安定して計測可能です。
高濃度の粉塵が計測できることで粉塵爆発や健康被害を、未然に防ぐことができ安定した操業につながります。

テストを承っております。ご希望の方はお問い合わせよりお申し込みください。

近日発売:高濃度粉塵モニタ
パネル:高濃度粉塵モニタ
  

・アドミタンス式レベル計

今回の展示では、開発中のアドミタンス式レベル計を初めて公開しました。
本製品は、低誘電率の測定物でも安定して検出できる接触式レベル計です。

従来のレベル計では検出が難しかった対象物でも計測可能で、液体窒素や液化水素といった液化ガスなども安定して応答します。

低誘電率領域の測定に課題を抱える現場に対して、新しい選択肢としてご提案できる製品です。

新商品:アドミタンス式レベル計

  

■ レベルセンサと無線機によるご提案

弊社のレベルセンサとハカルプラス株式会社様のLoRa無線機を活用した後付けシステム監視のご提案です。既設設備に大きな改修を加えることなく導入できる点が特長です。
レベルセンサとLoRa無線などのIoT機器と組合せすることで、現場へ赴かずにタンクの状態を遠隔監視できるだけでなく、タンク内の計測での異常を検知した際には、登録先へメールで自動通知する仕組みも構築できます。

人手不足対策や巡回業務の効率化、安全性向上に寄与する、後付け監視システムとしてご紹介しています。

出展製品と展示パネル

パネル:後付け監視システム
展示ブース:後付け監視システム
後付け監視システムーデモ画面
出展製品カタログ・チラシ

■ 現場の粉塵監視

今回の展示では、粉塵監視の個別改善だけでなく、設備全体の効率化や安全性向上につながる各種アプリケーションをご紹介しました。
ダストモニタ     :電気炉からの粉塵量を監視し、送風設備の省エネを実現した事例
エアダストモニタ   :ヤード原料による粉塵を検出しスプリンクラーを自動制御し、近隣環境へ配慮した事例
エアパーティクルモニタ:食品製造工程での異物混入を監視し、品質維持に寄与した事例

これらの事例を通じて、お客様の設備全体の改善や品質向上に向けた新しい取り組みの参考にしていただければと思います。

出展製品と展示パネル

ダストモニタ
(左:一体型、右:分離型) 
エアダストモニタ
エアパーティクルモニタ
出展製品パネル

パネル:ダストモニタ

パネル:エアダストモニタ

パネル:エアパーティクルモニタ

出展製品カタログ

■信号処理モジュールのご紹介

マツシマメジャテックから新提案!独自の技術を1枚のボードに集約。
信号処理モジュールのみの供給でこれまでの課題を解決し、装置への組み込みが可能になります。

・ダスト信号処理モジュール

あのダストスイッチが、装置組込みに対応した信号処理モジュール単体で提供可能になりました。 これまでの課題に対応した柔軟な設計対応と、高い信頼性を兼ね備えた新たなソリューションです。

こんな課題をお持ちの方におススメ
・製品では大きすぎて装置に組み込めない。
・自由度がない。
・装置全体のデザインが損なわれる。
・一から開発するには時間とコストがかかる。

詳しくはこちら

ダスト信号処理モジュール_チラシ

・アドミタンス信号変換モジュール

アドミタンス信号処理モジュールは『見える化のカタチを自由に設計』できます。 アドミタンスの技術を用いることで、比誘電率の変化を連続監視します。また、電極次第で、様々な用途に応用可能です。

見える化のカタチを自由に設計
・入ってる?だけじゃない。使える?までが見える!
・変化を制御信号として出力し、装置を自動制御
・用途に応じた電極で様々な現場に対応可能
・製品設計の幅を広げる“+αの価値”を加えるモジュール

詳しくはこちら

アドミタンス信号変換モジュール
CONTACT

生産現場の監視や自動制御でお困りの際は
マツシマメジャテックへご相談ください。

ご不明な点はお気軽に
お問い合わせください

各サービス資料の
ダウンロードはこちら